妊娠線ってなに?原因や対処法はあるの? 2023年5月12日 最終更新日時 : 2023年5月13日 micoas こんにちは!横須賀市 妊娠・産後専門サロン”ルーナミコアス” の竹井です。妊娠中のお身体についても少しずつ記事を書いていきます。(この記事は2018年2月の記事を加筆・修正したものです)本日は【妊娠線】についてお話いたします! 妊娠線ってなに? 妊娠すると赤ちゃんの成長に合わせて、お腹がだんだん大きくなります。そうすると、当然お腹の皮膚も引き伸ばされていきます。皮膚の急速かつ過剰な伸展により、真皮や皮下組織にあるコラーゲン、弾性組織は伸びにくく、断裂しやすくなります。この断裂によって生じた暗紫色の亀裂が妊娠線です。 妊娠線はお腹だけでなく、太ももや乳房、お尻にもみられることがあります。はじめは、暗紫色をしていますが、少しずつ白っぽくなっていきます。個人差がありますが、約1年で白っぽく(銀白色)なります。残念ながら完全に消えることはありません。妊娠中の約半数の方に見られるものです。 暗紫色の妊娠線 白っぽくなった妊娠線 どうして妊娠線(ストレッチマーク)ができるの? 急激な体重の増加妊娠による腹部の急なふくらみがみられる 急な成長に皮膚が追いつかず、引っ張られる 真皮のコラーゲン繊維が避けて肌表面にひび割れが起こる 上記の図のようなことが起こっています。他にもホルモン分泌の変化や皮膚の乾燥も原因です。一つずつ見ていきます。①体型の変化妊娠線ができる主な原因は、妊娠によってお腹が大きくなり、皮膚が急激に伸びたことです。真皮層や皮下組織は急激な体型変化についていくのが難しい部分です。適応できなかった時には、断裂して”妊娠線”になります。 ②ホルモン分泌の変化妊娠すると「コルチコイド」というステロイドホルモンが増加します。この影響で、肌のターンオーバーやコラーゲンの生成などを抑える作用が働きます。その結果、肌の弾力が減り、妊娠線ができやすい状況になります。 ③肌の乾燥急激に皮膚が引き伸ばされることに加え、ホルモンの影響で肌のうるおいが減少し、乾燥しやすくなります。乾燥すると、妊娠線が起きやすくなります。 予防するにはどうすしたらいい? 次に妊娠線の予防策について書いていきます。①急激な体重増加を防ぐ妊娠経過に応じてお腹は大きくなります。それは、赤ちゃんの成長なので仕方のないものです。ですが、食べ過ぎなどによる過剰な体重の増加、さらに短期間の急激な体重増加によって、より皮膚が引き伸ばされ、妊娠線ができやすくなってしまいます。食事や栄養に気を遣い、体重の増えすぎに注意しましょう✨②クリームやオイルなどで保湿するやはり、大事なのは保湿です。うるおいのある肌は、柔軟性や抵抗力があり、皮膚の断裂が起きにくくなります。どんなクリームを選ぶか?ですが、妊娠線の予防には肌表面の水分を保つだけでなく、シラノール誘導体などの肌のターンオーバーをサポートする成分が効果的です。 番外編として妊娠後期まで”妊娠線”できなかったー!と思っても、実はご自身では見えない、お腹の下側にできていた!ということもあります。妊娠後期は急激にお腹が大きくなるので、特に念入りにクリームで保湿してください。またクリームを塗る際に鏡を使ってお腹を見ながら塗ると塗り残しがなくなるのでおすすめですよ。参考にしてみてください。 妊娠線予防はいつからすべき? つわりの落ち着いてくる15週以降(妊娠4~5か月)より、食欲も出てきます。お腹も少しずつ大きくなるので、4か月以降の早めの時期から対策をしておくことをおススメします。 以上、今回は妊娠線のことについて書いてみました。ご質問などありましたらお気軽にお問合せください^^お肌の乾燥やかゆみなどには、当サロンのメニュー【マタニティバザルトストーントリートメント】がおススメです☺ FacebookXHatenaPocketCopy