妊娠中・授乳中はイソジンを使用しないでください。 2020年9月24日 最終更新日時 : 2022年1月2日 micoas 横須賀市 妊活・妊婦・産後専門サロンLUNA MICOASU(ルーナミコアス)の竹井です。約2カ月前にインスタグラムに投稿したきじなのですが、大事なことなのでブログでもシェアします。新型コロナウイルス対策として大阪府の知事がイソジンうがい薬を勧めているニュースがありました。その直後から、売り切れのお店が続出しましたね!現在は少し落ち着いたのでしょうか? 妊娠中・授乳中の皆様はイソジンを使ったうがい薬の使用はやめましょう!イソジン液に含まれる【ポピドンヨード】と呼ばれる”ヨウ素”の成分には気を付けて!”ヨウ素”は甲状腺ホルモンの主原料で、日本人の成人の摂取上限量は3㎎/日です。妊婦さん・授乳中の方では2㎎/日です。食品では、わかめや海苔、ヒジキなど、海藻や魚介類に多く含まれる成分です。日本人は海藻や昆布のお出汁など、普段からヨウ素を摂取しているため、ヨウ素不足を心配する必要はないといわれています。 妊娠中・授乳中の方とヨウ素はどんな関係があるのでしょうか?”ヨウ素”は胎児の脳・末梢組織・骨格などの発達と成長を促します。ですが、過剰摂取をすると、お母さんだけでなく赤ちゃんの甲状腺腫大や甲状腺機能異常の原因になることがわかっています。ポピドンヨードうがい薬を連用するとヨウ素過剰症を引き起こすことがあります。数日間使用するとは大きな問題になりませんが、新型コロナウイルス対策にと漠然と使用することは避けましょう。のどの痛みに対しては、ヨードなしのうがい薬もありますので、病院に相談してみてくださいね。※ポピドンヨードうがい薬使用によるヨウ素摂取量の目安は、用法通りに使用すると約4㎎/日のヨード摂取になる事が報告されています。(Sato K,et al∴Internal Medicine 46:391,2007)。参考になったら嬉しいです。 FacebooktwitterHatenaPocketCopy